name="VESTIMENTA"
著者は私、五来正樹/東京造形大学卒業生です。卒業後から再編を重ねたものです。
また将来に影響を与えるアイデアであると考え記録しました。
社会やクリエイターの参考になれば幸いです。
社会適応を促進する車椅子Vestimenta。意味は服、バリエーションの豊富さを込めました。
国や民族に各々「素材・編み方・着方」が存在し、様々な車椅子がうまれる。
今回の卒業制作では、
その素体となる車椅子を提案しました。
このアイデアは2018以前の工業的な一律的な様子を一変させると思います。
JIS規格とは、
業界全体の共通認識として設定された車椅子の基準である。
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日本工業規格(JIS=Japanese Industrial Standardsの略)。日本の工業製品に関する規格や測定法などが定められた日本の国家規格のことです。......
......標準化の意義は、自由に放置すれば、多様化・複雑化・無秩序化してしまうモノやコトについて......
......技術文書として国レベルの「規格」を制定し、これを全国的に「統一」または「単純化」することです。......
抜き出し.https://www.jsa.or.jp/whats_jis/whats_jis_index/
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この車椅子がスーパーマーケットや病院や老人ホーム等で借りることができることが多い。置いてあるのを見かけます。
プラットフォームとして活用。
障害の重度によっては、これにカスタマイズを行ったり、これを基にしてフレームや背もたれや座面を改善している。
いわば、車椅子の現実的なプラットフォームである。
オーダーメイドとして活用。
日常的に車椅子を利用している方は、フレームからシーティングまで全体をオーダーメイドで個々の身体に合わせている。
活用方法で注目した部分とは、
JIS規格とオーダーメイドを並列させて表出した差異である。この2つはどのように違うのか。なぜ違うのか。
恰好イイと恰好ワルイ。
コンパクトとコンパクトでない。
日常的に車椅子を利用している方と一時的に利用する方。
風呂用トイレ用と外歩き用。
スポーツ用と日常用。
バスケ用とダンス用。
それぞれの役割に合わせて、フレームが持つ意味の変容とそれぞれに見合う形への変形が成されてきた。
発見したことは、
プラットフォームを中心としたとき、それぞれの車椅子は末端的な役割を持っていることである。
普段生活するための車椅子にはもっと別のプラットフォームを準備する必要がある。現在のプラットフォームの形状が末端的な役割のために必要な形状であって、別ものなのかもしれない。